2011年4月8日

iOS 4.3.1で紐なしJailbreak

iOS 4.3.1となり、最近ではそのJailbreakも「紐なし(untethered)」でできるようになっている。しかも数クリックで簡単に。iOS4.2以降、Jailbreakは大きくに2種類に分かれる。"tethered(紐付き)"と"untethered(紐なし)"である。tethered JailbreakではJailbreakはできているが、iPhoneの電源ON/OFFもしくはreboot(再起動)のたびに、特殊なソフトウェアを使わないとiPhone自体が立ち上がらない(もしくはJailbreakの状態で起動できない)。これはたとえば出先でiPhoneの電源をOffにしなければならない(あまりこのような状況はないかもしれないが)、もしくはバッテリーが切れて気づいたらOffになっていた、という場合には致命的である。いちいちPCにつなげ、特殊なソフトを使ってiPhoneをONにしなければならないからだ。実際、私も海外に旅行に行ったときに不用意に電源をOffにしてしまい、えらく苦労したことがある。
しかし、今私のiPhoneはuntethered Jailbreakされている。これはつまり、iPhoneの起動に際して特殊なソフトウェアを必要としないことを意味する。だれがネーミングしたかよくわからないが、非常にいい表現である。tetheredでは脱獄できるが、足枷がついている、ということである。そしてredsn0w 0.9.6rc11では最新のiOS 4.3.1 (一部機種を除く)をuntetheredの状態でJailbreakができる。

そしてiOS 4.3.1になった今、なぜJailbreakが必要なのか。私の理由は以下である:
  1. お気に入りのJailbreakアプリが多数ある。たとえば、YourTube (YouTubeの動画をダウンロードして、iPhoneに保存できる)、Browser Changer(iPhoneのデフォルトブラウザを変更できる)、TruPrint(iPhone 4.2以降で追加されたAirPrint機能を使ってHP以外のプリンタでも印刷できる)、i-KeyholeTV (KeyholeTVをiPhoneで観れる)、などなど枚挙に暇がない。
  2. App Storeの多数のアプリを試用してみることができる。多くのApp Storeのアプリは"Light版"と称して、有料アプリの無償版が提供されていることも多いが、Light版の提供されていないものも多い。こういうときにInstallousを使ってダウンロードすれば、購入前にアプリを試してみることができる。
昔はテザリング目的にJailbreakすることが多かったが、いまやホットスポット機能があり、今の私にはJailbreakの目的のひとつではなくなった。今はTruPrintがメインの目的かもしれない。(以前、iPhone 4.2.1のAirPrintをブラザーのプリンタでダイレクト印刷をしようと試みたが、今やTruPrintでいとも簡単に実現できる

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